生き甲斐を求めて
資格を取得して

久保田貢子
(千葉県、2008年第1回資格講習会受講、国際パルスリズムトレーナー協会トレーナー)


 以前にも資格講習会を受講させていただく機会がありましたが、その時はインターロックを指導する事は全く考えられず、その後ダンスを一度辞めてしまいました。

 今回資格を取得しようと思ったきっかけは、インターロックの第1の目的「ダンスのリズム感を養う」事とは別の2次的ないくつかの効用を感じたからです。

 1つ目の効用は、更年期の症状、更年期ではなくても、「病院に行くほどではないけど、何となくすっきりしない」等の症状を、インターロックトレーニングは和らげてくれるのでは?(個人差はあると思います)という事です。

 ダンスを辞めていた時期に、日常的に頭が重い、肩がこる、不眠、体が鉛のように重い等の症状を感じるようになり、年齢的にも更年期の症状がでてくる頃ですし、もう若くないし「こんなものだろう」と思って過ごしていましたが、数ヶ月後ダンスマスターのビデオを見ながらインターロックをやってみたら、体中のリンパなのか?血液なのかはわかりませんが、滞っていたものが、急に流れ始める感覚がありました。続けていると上記のような症状がなくなっていきました。

 2つ目の効用は、高齢化社会で「介護」は切実な問題です。病状も様々で一概には言えませんし、介護する側、される側どちらにもなる事が考えられますが、介護する側の体力的な負担を少しでも軽減するために、インターロックで体幹ほぐし、脱力する感覚を覚える事が役にたたないだろうか?と感じた事です。

美容院でシャンプーの時に、「力を抜いてください」と言われる事があります。力が入っていると頭が重くなるように、体幹も同じだと思います。
80㎏のご主人を50㎏の奥さんが看病するとして、それだけで自分より+30㎏の負担がかかります。科学的実験データがあるわけではありませんので、今は81歳の方にご協力いただいてイスに座ってのインターロックを色々と試していただいています。

 3つ目は効用ではありませんが、友人が障害を持っていますが、体力はあってもその体力を思いっきり使える環境がないようです。インターロックは0インパクトの動きですし、ビートに合わせて行うリズムトレーニングなので、そのままがダンスにつながります。うまく動けなくても心の中は充分踊っていることもありますし、障害のある方、子供達が親子でダンスを楽しんでもらえる環境が広まっていくといいなと思います。


 人は「自分は幸せだな~」と思えるとき、一番脱力できるのではないかな?と思います。誰しも日々色々な心配事や悩み事はありますが、1日に3分間だけでも、「自分は最高に幸せ」という想像をして、その時のリラックスした感覚を思い出しながら、音楽に合わせて楽しく体を動かせたら、心身の健康へと繋がって行くと思います。そのお手伝いができるように色々な事にアンテナを張り、勉強していきたいと思います。

☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆

太田美子
(兵庫県、2008年第2回資格講習会受講、国際パルスリズムトレーナー協会トレーナー)


 私は、カルチャーとしてのダンスを始めたのがきっかけでした。その当時は人に何かを伝えるなど考えも及びませんでした。年齢的にも肉体的にもこれから新しいことを学び、自分の中で理解し、消化してから自分以外の人に教え伝えるという作業が出来る時代は終わっているのが当たり前のように思っていました。
 それよりも、下手でもいいから、大好きな先生の下で出来るだけ長く先生のダンスを覚えて行くのが楽しいと思う時間の方が大切でした。そして、老いに勝てなくなった時の良い思い出になるだろうと、それまで続けていようと思っていました。

 転機というのは、突然やってくるものです、私には三つの気持ちの転機がありました。
一つ目は「2007年の指導者のためのツアー」に無謀にも山本京子先生(スタジオBaseLine、国際パルスリズムトレーナー協会ディレクター)について参加し、ロサンゼルスのアカデミーで一緒に練習させていただいている時に、トニー先生から「指導者になれば?」と言われた時です。レッスンに参加して、出来ないことばかりでついてゆくだけで一杯で他に何も考えられない時でしたので、表面上は普通にしていましたが、内心パニック状態でした。「すみません、考えたことがありません。自分が教わるだけで精一杯です」と、答えました。でも、先生のお言葉はずっと記憶に残っていました。

 二つ目は秋に大阪でトニー先生のワークショップがあった時に、講習会があり、それに山本京子先生と参加させて頂きました。質疑応答の時間があり、山本先生が、資格講習会の開催があれば教えて欲しいことと、その理由が私に受けさせたいからだとトニー先生に言って頂いた時、本当に真剣に考えてもらっていると感じ、自分ももっと真剣に考えないといけないと新しい試行錯誤が生まれました。

 三つ目は、一通の手紙でした、以前に通っていたスタジオの受付アルバイトをしていた女性ですが、ダンスは興味はあっても自分は踊らないというタイプの方でしたが、その女性が、私が一生懸命に山本先生のレッスンに通っている姿を見て、自分もやってみようと、他の先生ですが、ダンスを始めたという思いを綴った便箋三枚の手紙でした。
 
 素人の私がダンスに通っているという事だけで「やってみよう」と思う人が一人でもいるのなら、自分から勧めてゆく立場なら、色々な条件の人に会って伝えて行くことが出来るかも知れないと考えることができました。
 何もせずにこのままでいるよりも駄目でもともと、自分に投資したなら諦めることもできる。と今回の資格講習会に申し込みました。

 良い出会いがありすぎて、「頑張れ」と思ってもらっているだけでも充分で、それ以上の気持ちは時間と共に自然消滅するかな?と思っていましたが、消えませんでした。
 私は普通の主婦です、仕事も持っています。子育ても終わりに近づいてきています。家庭もぼちぼちです。ダンスを人前で教えた事など当然ありません。人を引っ張る立場になったこともありません。人に従う事で生活も、仕事も今まで続いてきました。「今更、何を。安穏としておけば」周囲は言います。それで円満な生活や付き合いを続けて行くことができます。
 でも、他の人にはしてもらえない事があることも気が付きました。それは自分の「生きがい」を見つける事です。今はダンスを教わっている事が大切な「生きがい」です。それに増して、自分の言葉でダンスの楽しさを伝え共感してもらう。その時、自分自身はどう感動するだろうか? 違う「生きがい」を感じるかも?
 その前にもっと学ばなければなりません。多分、他の方の3倍はかかると思います。伝えることが出来るようになるまでに人生が終わってないかな?とも思いますが、それはそれでその為に頑張ったという事が残ると思います。それでいいです。
 つきましては、先輩の皆様、機会がありましたら、ご指導、ご鞭撻よろしくお願いいたします。
 
☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆☆